東京都と隣接する名栗村(現在は飯能市)。都会に近いほどほどの田舎に住む家具職人が見て、感じた生活、仕事ぶりを伝えます。

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獅子舞 2014



<獅子舞の「願ささら」=2014年9月28日、上名栗 星の宮神社>

 飯能市上名栗の星の宮神社の獅子舞が9月28日、おこなわれました。

 下名栗の我が家からは、すぐ近所なのですが、下名栗諏訪神社の獅子舞とはずいぶんと違っているのに驚きました。星の宮神社の方は、笛も軽快で獅子の舞いも軽やかに感じます。

 神社の近くにすむ平沼さんによると、「上名栗と下名栗は歴史的に文化が違う」といいます。下名栗は東京都・青梅と結びつきが強く、上名栗は秩父と交流があったそうです。「僕が子どものころは、下名栗、中央、上名栗と小学校が3つあり、中央の小学校に通う僕は、下名栗の地域に行くこともちょっと躊躇してたな。違う地域にいくのが怖かったんだよ」とおっしゃっていました。

 獅子舞も伝わってきたもとのところが違うようです。それにしても、2千人ほどの人口でそれほど大きくない地域でも文化的に違うのも興味深いですね。

 写真は「願ささら」という舞です。神社の隆盛と氏子の繁栄を祈願しながら、社殿の周りを踊りながら廻ります。獅子舞の舞を一通り修めたベテランの役者が舞うものです。

 ササラや笛で参加する子どもたちや見物の人も多く見守っていました。この獅子舞も保存会があって、次の世代に引き継ぐことに熱心なようです。

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    <若者にまじって笛を吹くオジサン=8月24日、下名栗諏訪神社>

 さて、我が家の今年の獅子舞。

 カミさんと息子(小3)が、獅子舞デビューしたのが大きいですね。カミさんは笛、息子はささらで。

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 <着付けしてもらう息子=8月24日、諏訪神社社務所>

 下名栗でも子どもの減少は顕著です。これまでは、小2から中学生くらいまでの女子が担っていたささらも、今年からは女子がいない場合は男子でも良いことに変わりました。そこで、我が家の息子ともう1人、小6の男の子がささらでデビューしました。息子はやってみて楽しかったようで来年もやる気満々です。傍で観ていて、ささらを演じることよりも、稽古などで同じ世代の子供たちと過ごす時間が楽しいようです。

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 <今年、笛方に加わった女性たち6人衆=8月24日、下名栗諏訪神社>

 カミさんは、子育てに忙しい、同世代の女性たち五人とともに笛方に加わりました。小さいときからササラを経験して、娘もササラをする地元育ちの女性や、ウチと同じで都内から引っ越してきて地域の行事に参加したいという女性などが集まりました。

 諏訪神社の獅子舞の良いところの一つは、下名栗に住む人なら誰でもに開かれていること。お祭りを通じて、地域のいろんな人と知り合いになれることもうれしいです。

 また、各地の伝統芸能で後継者がいないことが問題となることが多いのですが、下名栗の獅子舞の特長は、一般的に組織することの難しい“女性”と“青年”が参加していることでしょう。

 勇壮に舞う獅子には18歳以上の青年たち、笛は小6以上の男・女、ササラは小2以上の子どもたちと条件はありますが、それぞれの世代が参加しています。高齢の年長者も稽古ではアドバイスしたり、お祭り当日は裏方で準備してくださったりと、子どもたちにとってお祭りは、いろんな世代の大人や兄、姉たちとともに一つのことに力を合わせ成し遂げることを感じられる日です。
 
 10月12日、横浜で、第39回中区民祭り「ハローよこはま2014」が開かれます。ここで、下名栗諏訪神社の獅子舞を披露することになっています。いま、夜な夜な神社の境内で練習中です。演目は「白羽」で、娘はササラの控えとして、私は笛方で参加します。
 
 
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木工房 春のはな          代表 西尾 正哉 http:/harunohana.net/index

Author:木工房 春のはな          代表 西尾 正哉 http:/harunohana.net/index
埼玉県飯能市の名栗地域で家具職人をしています。

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